アニメブームイエィ
オタクさん張り切って参りましょう!!
(1970年代後半 - 1980年代前半)
このころのアニメーション作品の中には、従来の児童向けに混じって、中高生等の青少年層を対象とした、比較的ドラマ性の高い物が増えた事も、アニメーションブームを加速させた要因に挙げられる。この現象において『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』『ルパン三世』『機動戦士ガンダム』といった、一連のテレビ放送・劇場公開作品の大ヒットが、アニメ産業の急速な成長を促した。この頃は蔑視や否定的な意味合いが比較的少ないアニメファンと言う言葉で呼ばれていた。
バブル時代(1980年代後半)
当時プロダクション制導入に伴う大量生産期に入り、潤沢な資金力・労働力を背景に、表現力が高度化したアニメーションに対し、尋常ならざる興味を抱く人が増加した。また同時期、、バブル景気に伴う余暇時間と可分所得の増大からテレビやビデオデッキ・高価なオーディオセットを個人用に購入するケースが増え、それらに耽溺する人が増えた事も、おたく増加の要因として挙げられる。この頃、「おたく」という人間類型の呼称が確立し一部では社会現象として着目され始めたと言われる。
東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件(1988年 - 1989年)
同事件の犯人の宮崎勤は自室が膨大な量のビデオテープで埋め尽くされる程のアニメ・特撮オタクであったと報じられた事から(後に持っていたビデオテープのうち、アニメやホラービデオは数えるほどしかなかったことが判明)、当時ロリータ偏愛趣味傾向が無軌道なまでに顕著化したアニメーション産業を巻き込んで、おたくバッシングの風潮が巻き上がった。「おたく」という人間類型が社会一般に認知されたのはこの頃である。世間においてはアニメというものは子ども向け娯楽であると一般に見なされ、これに大人が熱中するのは「幼稚」ないし「異常」だとする風潮は強く、おたくはその実態が解り難いこともあり、奇異や偏見の目で見られる事も多かった。こうして、おたくという語はマスコミによるバッシング・レッテル張り的な報道・関連記事により、強い否定的イメージとともに社会に広まった。
OVAとPC(1990年代前半)
連続幼女誘拐殺人事件の影響から、アニメーション産業界にロリータ偏愛趣味傾向に対して自主規制が形成され、幼児や児童を使って性的興奮を催させるような描写が排除された。同時期にはビデオデッキの本格的な普及とレンタルビデオ業界の発展とあいまって、オリジナルビデオアニメも数多くリリースされ、ややマニアックな青少年層向けの市場として定着した。またこのころDOS/Vマシン(PC/AT互換機)が日本で普及し、秋葉原・日本橋(大阪、にっぽんばし)を中心として自作パソコンを好むパソコンおたくが増加した。
エヴァとテレビゲーム(1990年代後半)
視聴者に対して・哲学的な問いを想起させる『新世紀エヴァンゲリオン』の登場は、学歴偏重社会の崩壊や景気鈍化傾向にあって、漠然とした不安を抱える青少年層に強い影響を与え、同作品の関連事象(セカイ系)は社会現象とまで言われた。一方、テレビゲームやパソコンゲームの高度化と普及に伴い、ゲーム市場が広がったことは、ゲーム関連企業にとっては大きな福音となり、多数のゲーム制作会社が勃興を繰り返した。
エヴァ放映直後の1996年5月に岡田斗司夫が著した『オタク学入門』では、その最終章で「オタクは日本文化の正統継承者である」との見方が示された。
一般市場化と氾濫(2000年代前半)
数多くの作品が登場する一方、DVDの普及により、旧来は「ビデオテープ・ソフト一本1万円弱」などという傾向が無くなり、3千円?5千円で安価に販売される映像ソフトの販売が一般化した。コンビニエンスストア店頭でも数多くの映画・ドラマ・アニメのDVDが販売されるようになると、「ビデオソフトを買って見る」という、かつてはコアなマニアやおたくに限定された事を一般の消費者がするようになり、一般の社会でも普通に売られ普通に買われていくようになる。またパソコンやゲーム機の普及は、かつての専門家やマニア主導ではなく、娯楽家電の一種として家電製品並に普及した事もあり、裾野の広い市場を形成している。その一方でおたく向け商品の市場も拡大し、電気街として知られた秋葉原の様相を、漫画・アニメ・ゲームの街として激変させるに至っている。
こうした状況は経済界も注目している。たとえば、野村総合研究所の調査ではオタク市場(自作パソコン、アニメ、ゲーム、アイドル、コミック市場の合計)の市場規模は2900億円である。また、経済産業省は、日本のコンテンツ産業の国際展開の促進という観点から注目している。
しかしコアなおたく向け商品が一般市場から見て特殊な商品群(ニッチ市場)である事には余り変化は無い。メディアワークスの『電撃G'sマガジン』編集長である高野希義は2004年9月7日の「CEDEC 2004」において、おたく市場向けのいわゆる「萌えゲーム」が既に「特に先鋭化されたおたく」にしか判らない世界と成りつつあり、衰退してしまう虞があるとする談話を述べた。高野は談話において双恋を紹介する際、テレビを広告塔として使いつつ王道に戻って10歳代の開拓を目指すと語った。
また、「オタク」が方々で露出する事が増えた結果、おたく自身の層と容認する層の他に、積極的におたくの嗜好を忌避する層が表面化する傾向も見られる。また、一般に広がった「オタク=萌え」というイメージに対して、「萌え」を嫌う(萌えフォビア)「硬派な」おたくの反発も起こっている。
さらに、こうした近年の傾向に誘われて、従来はおたく向け市場に見向きもしなかった企業が参入する傾向も顕著化したが、現在進行中のこの傾向が成功するかどうかは未知数である。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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